仏壇の種類には、昔ながらの金仏壇や唐木仏壇、現代的なモダン仏壇など様々なタイプのものがあり、特に最近人気の高いモダン仏壇には種類が豊富です。
ここではその仏壇のタイプで代表的なものをご紹介していますので、ご覧いただき「仏壇選び」のご検討材料にしていただければ幸いです。
モダン仏壇とは、伝統的なデザインにこだわらず、現代的な洋間にも合うように造られたお仏壇のことをいいます。
モダン仏壇は「家具調仏壇」「都市型仏壇」「現代仏壇」とも呼ばれていて、昔ながらのお仏壇よりお求めやすく、ライフスタイルにも合わせやすいことから、最近ではお仏壇購入者のほとんどの方がモダン仏壇をお選びしています。
下記にてモダン仏壇の種類をご紹介します。
上置タイプとは、台などの上に置く用に製造されている人気の小型仏壇のことをいいます。
お求めやすい価格帯の仏壇が数多く製造されています。
モダン仏壇 台付タイプとは、床の上から置く用に台が設置されているモダン仏壇のことをいいます。
台には引き出しが備わっているものが多く、中には骨壷や椅子も収められるものもあります。
デザイナーズ仏壇とは、一般的なモダン仏壇のシンプルな家具調のものではなく、おしゃれなデザインを施したモダン仏壇のことをいいます。
シンプルなモダン仏壇より若干お値段が高くなりますが、最近はこちらの注文数が一番多くあります。
塗モダンタイプとは、昔ながらの金仏壇のように黒く塗られたタイプをモダンに仕上げたものをいいます。
最近は白や茶色の塗モダンタイプもありますが、全体的に和の風合いが強くでているものが多くあります。
唐木仏壇とは、木の色や美しい木目を生かした和室に合う、日本の伝統的なお仏壇のことをいいます。主に、黒檀や紫檀、鉄刀木といった銘木を材料として作られています。
「芯材が菌や昆虫におかされにくい」「木理が精密で杢目が美しい」「硬く緻密で耐久性が高い」「乾燥性がよく、寸法安定性が高い」といった点で秀でている唐木が選ばれています。
金仏壇とは、金箔と漆で仕上げられたお仏壇をいいます。
金具・蒔絵・漆塗・木地・彫刻など、日本の伝統工芸の技法が集約されており、技巧による豪華さが特徴の仏壇です。
主材として高級品には桧などの一級材が用いられ、それ以下は二級材やボードなどが多いようです。塗装も高級品以上は本漆が使われますが、それ以下はカシュー塗りが多く使われています。
金具に関しても、手打金具の高級品から機械で打ち抜く普及品まであり、蒔絵も同じようにグレードがあります。
「経済産業大臣認定」伝統的工芸品の仏壇には、これら総てが極上の物を用いて造られた美しい逸品があります。
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