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石材について

お墓の「石材」について

墓石を建てる際に一番わかりづらい、よく分からないと言われるのは、使用する石材(石の種類)選びかと思います。
色の好みや価格で選ぶ方や生産地で選ぶ方もいらっしゃいますが、お墓は代々継がれていくものですので、少しでも風化や劣化に強く品質の良い石材を選びたいという方が多いようです。
品質の良い石材の特徴として、「吸水率」「圧縮強度」「見掛け比重」 に優れているものがあげられますので、高額な石材ほど品質が良いわけではありませんのでご注意ください。

墓石に使用される石材、御影石は300種類以上ともいわれていますが、よく使用されている人気の石材はそこまで多くないようです。その中でも約8割は外国産の石材が使用されていますので、こちらでは日本産・外国産御影石の一部をご紹介いたします。


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中国産石材


G623

産地
中国 福建省
特徴
お求めやすい価格や昔ながらの石目ということで、多く使用されている石材です。
只、近年は生産量が減少しており、価格の上昇や品質の低下もあり類似石材が代用されています。

G603

産地
中国 福建省
特徴
中国産では代表的な石材の1つで、生産量も多く価格も比較的お求めやすいものですが、吸水率が高い石材となります。

623湖南

産地
中国 福建省
特徴
G623の生産量が減り、代用されている石材です。以前のG623と同様でお求めやすい価格となっています。
品質もG623と同クラスのものですので、最近ではよく使用されています。

623泉港

産地
中国 福建省
特徴
G623の生産量が減り、代用されている石材です。以前のG623と同様でお求めやすい価格となっています。
品質もG623と同クラスのもので、見た目が白目の多い石材です。

G614

産地
中国 福建省
特徴
石目が細かく見た目がキレイで、お求めやすい価格の石材ですが、吸水率が高いので使用する際は注意が必要です。

AG98

産地
中国 福建省
特徴
日本産石材の大島石によく似ている石材で、石目も細かくキレイな石材です。
お求めやすい価格ですが、吸水率が比較的高めの石材となっています。

G663

産地
中国 福建省
特徴
ピンク御影石の代表的な石材です。人気が高く使用されていますが、生産量が減少し、品質も落ちていますが価格は上昇しています。
新663などの類似石材もあり低価格のものもありますが、こちらの色より淡いものが多いようです。

G688

産地
中国 福建省
特徴
石目がはっきりと大きく日本産石材の青葉石にも似ていることから、中国青葉などとも呼ばれています。
品質も安定してしているため人気の高い石材の1つです。

G635

産地
中国 福建省
特徴
ピンク御影石の中では石目の大きい石材です。G663より低価格となっていますが品質も落ちてしまいます。

中国マホガニー

産地
中国 山東省
特徴
中国産石材では数少ない茶系の御影石です。 生産量が減少しており、質の良いものを採るのが困難になっています。

G654 長泰

産地
中国 福建省
特徴
中国石材の中では人気のあるグレー系の御影石となります。数種類あるG654の中では吸水率が高めとなっておりますが石目が細かくキレイなことからよく使用されています。
只、近年生産量が減少しており、質の良いものを採るのが困難になっています。
G654の種類には、長泰・平和・長楽・角美・蒲田などがあります。

G654平和

産地
中国 福建省
特徴
中国石材の中では人気のあるグレー系の御影石となります。長泰より石目の大きい石材ですが、数種類あるG654の中では吸水率が低く使用される方も多くいらっしゃいます。
只、近年生産量が減少しており、質の良いものを採るのが困難になっています。
G654の種類には、長泰・平和・長楽・角美・蒲田などがあります。

河北山崎

産地
中国 河北省
特徴
石目の細かいグレー系の御影石となります。国産の山崎石に似ていることから河北山崎と呼ばれています。
人気のある石材でしたが、近年生産量が減少しており、質の良いものを採るのが困難になっています。

北大青

産地
中国 山西省
特徴
石目が大きく、黒に近いグレー系の御影石となります。G654や河北山崎より吸水率も低く硬い石材で人気もありますが、サビがでてしまう場合もありますので注意が必要です。

万年青

産地
中国 河北省
特徴
中国産では高級品の1つである緑系の御影石です。人気も高く、墓石によく使用されていましたが、質の良いものを採るのが困難になり、現在は生産されていません。
緑系の石材をご希望の場合は、インド産石材のM-1Hをおすすめしています。

山西黒

産地
中国 山西省
特徴
中国を代表する石目の細かい黒御影石です。高級品で吸水率も低く、品質が良いイメージですが、色あせたりサビで赤くなる事も多いことから、最近では墓石に使用されることが少なくなっています。
黒系の石材をご希望の場合は、インド産の黒御影石をおすすめしています。

中国産石材は、他の外国産石材や日本産石材と比べて品質は多少劣りますが、低価格なものが多いのが魅力の1つです。
只、人気石材でも生産がされなくなったり、価格が高騰してしまう石材が多くでていますので、お選び頂く石材が現在どのような状態になっているのか、確認することが大切です。



インド産石材

M-10

産地
インド
特徴
インド産石材の中ではお求めやすい価格で、石目の大きいタイプの黒系と緑系の中間色の御影石です。
硬質で吸水率も低く耐久性が高い、インド産石材の特徴的な御影石で、グレー系の色が好きな方にも人気あります。

インド山崎

産地
インド
特徴
日本産の山崎石に似ていることからインド山崎とも呼ばれています。
M-10より石目が細かい黒系とグレー系の中間色御影石です。価格はM-10より若干ですが高めです。

アーバングレー

産地
インド
特徴
白系とグレー系の中間色の御影石です。石目が大きい石材ですが、硬質で吸水率がとても低い品質の良い石材になります。
インド産の中では価格もお求めやすく、長く墓石に使用されている石材の1つですので、安心して使用することができます。

インド銀河

産地
インド
特徴
インド産石材の代表的な白系御影石です。石目が細かく、白系石材の中ではとても質が良く、和型でも洋型でもどちらの墓石にも合う石材です。

M-1H

産地
インド
特徴
インド産石材では長い歴史がある黒緑系御影石です。吸水率は驚異的な低さで、耐久性や持ちもよく経年劣化が少ない石材です。
M-1Hには、緑手と黒手があり好みで選べることができます。

SR

産地
インド
特徴
インド産の黒緑系では代表的な石材の1つです。
黒を基調としたその中に細かい緑の石目が、バランスの良いとても美しい石材になっています。品質も一級品で吸水率も低く耐久性にも優れている石材です。

MU(インド黒)

産地
インド
特徴
インド産黒御影石の中ではスタンダードな石材です。インド石材の最高級品クンナムにも劣らない艶があり、上品質の黒御影石です

YKD(インド黒)

産地
インド
特徴
インド産黒御影石で代表的な石材の1つです。インド産黒御影石の中では若干色が薄く、石目も粗いようですが、品質が良いのと他のインド黒より安価ということで安定的な人気があります。

クンナム

産地
インド
特徴
インド産の黒御影石の中でも最高級石材です。世界でも硬度はトップクラスで品質もよく、変色しない石材ともいわれています。
インドの黒御影石といえば『クンナム』というほど、ブランド石材ですが、近年、クンナムの類似品が多く出てきています。「クンナム〇〇」「〇〇クンナム」などの類似品か、本当のクンナムか注意してください。

PAN(PTR)

産地
インド
特徴
インド産の黒御影石の中で、クンナムに次ぐ最高級石材です。石目が細かく見た目がとてもキレイで彫刻の仕上がりも美しい石材です。 只、人気が高いことと、生産量が少なく長尺部材が必要な墓石では難しくなっているため、クンナムと同様に類似品のPAN(偽PAN)が多く出てきていますので、注意が必要な石材です。

Y-1(インド牡丹)

産地
インド
特徴
艶のある黒に深い緑色の石目が特徴の御影石です。艶持ちがとても良く、劣化も少ない、インド中間色の分類の中では最高級石材です。

ニューインペリアルレッド(インド赤)

産地
インド
特徴
墓石で使用される御影石の中で、最も赤い石と言われている石材です。石質は硬く、吸水率も低く、耐久性に優れており、赤御影石では最高級石材です。

ライチレッド

産地
インド
特徴
うっすらと紫が感じられる赤茶系の御影石です。
茶系の石材で人気があった中国マホガニーが生産困難になり使用される方が増えているようです。中国マホガニーより硬度があり吸水率も低く、ニューインペリアルレッド(インド赤)より低価格です。

インド八重桜

産地
インド
特徴
赤紫がかった淡いピンク系の御影石です。石目が細かく高級感があり、品質も安定しています。
質の良いピンク系をご希望の方におすすめの石材です。

マハマブルー

産地
インド
特徴
紫と青が混ざりあっているマルチカラー系の御影石で、バハマブルー、インドブルーなどとも呼ばれています。
マーブル模様の混ざり方は原石により様々ですので、2つとして同じ石目のものはありません。
経年変化で色褪せたように変色する場合がありますので注意が必要です。

パラディソ

産地
インド
特徴
茶と紫が混ざりあっているマルチカラー系の御影石です。
マーブル模様の混ざり方は原石により様々ですので、2つとして同じ石目のものはありません。

インド産石材は、硬質で吸水率の低いものが多くあり、黒系御影石をご希望の方には特におすすめしたい産地です。
中国産石材より価格が高いものが多いのですが、品質と価格のバランスを考えますとインド産の石材は、後悔しないお墓えらびに最適です。



その他 外国産石材

バルチックキング(フィンランドグリーン)

産地
フィンランド
特徴
ライトグリーンの上品な風合いと細かい石目が特徴のフィンランドを代表する御影石です。
硬質で艶もあることから、墓石での使用実績も豊富で日本でも長く親しまれています。

ロイヤルグレー

産地
フィンランド
特徴
バルチックキングとともにフィンランドを代表する御影石です。
硬質で風化にも強く、グレー系の細かい石目に淡いグリーンがとても上品な石材となっています。

エメラルドパール

産地
ノルウェー
特徴
大きめの黒い石目にエメラルド色結晶の輝きが特徴のノルウェーを代表する高級御影石です。
見た目の高級感や重厚感が好まれ、墓石だけではなく内装などの住宅建材に使用されることもあります。
色調や模様にバラツキがあり、よりダークで輝きの多いタイプが好まれ価格も高くなります。

ブルーパール

産地
ノルウェー
特徴
ブルー結晶の輝きが特徴の、エメラルドパールと同様にノルウェーを代表する高級御影石です。
光の当たり方で輝きかたが変わり、その中に貝殻の化石が入っていることがあります。 色調や模様にバラツキがあり、よりダークで輝きの多いタイプが好まれ価格も高くなります。

SPI

産地
ポルトガル
特徴
ポルトガルを代表する白系の御影石です。白系石材の中では、硬度が高く吸水率が低めなので、経年変化が少ないのが特徴です。

カンボジア白

産地
カンボジア
特徴
中国産白御影石の品質低下や価格の上昇がきっかけに、使用されるようになった石目の細かい白御影石です。 価格も安価で、品質も従来の中国産と遜色ありません。

ファイングレイン

産地
スウェーデン
特徴
黒御影石として世界で最も評価されている最高級品質の石材です。
吸水率が低く、耐久性があり、研磨仕上げによる光沢はとても素晴しく人気のある石材ですが生産量は不足気味で長尺部材が必要な墓石では使用が難しくなっています。

エボニーブラック

産地
スウェーデン
特徴
スウェーデン産黒御影石の中で、ファイングレイン次ぐ有数の高級品質石材です。
ファイングレインに比べ生産量は多いので価格は若干割安です。

インパラブルー

産地
南アフリカ
特徴
黒グレー系の大きい石目の中にブルー結晶が特徴の高級御影石です。硬質で経年劣化が少ないラステンバーグ種の石材です。
只、硬質で石目が大きいために彫刻に関しては細かい石目の石材と比べて不向きな石材となっています。

ラステンバーグ

産地
南アフリカ
特徴
ダークグレー系御影石代表で、4種程あるタイプにより名称が種々あり、色調の濃淡があります。
硬質ではあるが、変色しやすいという欠点があります。

オリーブグリーンライン

産地
南アフリカ
特徴
南アフリカ産の緑系御影石で、緑の地色に黒の縞模様が特徴の石材です。同系にオリーブグリーンフラワーがあります。

オリーブグリーンフラワー

産地
南アフリカ
特徴
南アフリカ産の緑系御影石で、緑の地色に黒く花弁のような紋様が特徴の石材です。同系にオリーブグリーンラインがあります。

栄州

産地
韓国
特徴
韓国を代表する白御影石です。石目が細かく上品で清涼感のある石材です。
外国産の白御影石の中でも高品質の石材で、水はけも良く、艶もちも良く人気石種でしたが、価格が高騰し、高級石材になってからは使用者が減っているようです。

バイオレットブルー

産地
ウルグアイ
特徴
ウルグアイを代表する高級御影石です。硬質で吸水率も低く、耐久性に優れている石材です。
只、採掘される山によって石目や色に大きな違いが出るという欠点もあります。

中国産、インド産以外の外国産石材をご紹介しましたが、比較的品質は良いが高価格な石材が多いという印象です。
他の人とは違う墓石を、オリジナルデザイン墓石を建てたいと思う方にはおすすめしたい石種が多いので、参考にしてください。



日本産石材

浮金石(うきがねいし)

産地
福島県
特徴
日本産としては希少な黒御影石(正確には斑レイ岩)です。
石質は硬質で、吸水率も低い石材です。黒地の中に金粉を散りばめたような美しさが特徴的な石材です。

深山ふぶき(みやまふぶき)

産地
福島県
特徴
深山ふぶきは、青みの濃い花崗岩の中に、白い長石が吹雪のように舞う模様を持つ石材です。
色ムラやキズも少なく、艶持ちがとても良く変色しないと言われています。

青葉石(あおばいし)

産地
福島県
特徴
青葉石は美しい青色の光沢を放ち硬度が高く艶もちや角もちにも優れている石材です。
石目の大きいものと、中目のタイプがありますので注意が必要です。

芝山石(しばやまいし)

産地
福島県(芝山県立公園の一角)
特徴
福島県南部の芝山県立公園の一角でのみ採石されている、石目が細かく上品で美しい御影石です。
硬度が高く、吸水率の低さは日本産石材の中でもトップクラスで、最高級と称される庵治石より吸水率が低い石材です。

滝根みかげ(たきねみかげ)

産地
福島県
特徴
福島県を代表する石材の1つで、昭和48年より採石が開始されている御影石です。
艶もちがよく耐久性に優れている石材です。

花塚みかげ(はなつかみかげ)

産地
福島県
特徴
昭和49年から採石が開始されている石目の大きい御影石です。
硬度も高く、艶もちも良い石材で、主に外柵などに使用されることが多いようです。

稲田石(いなだいし)

産地
茨城県
特徴
明治21年から採掘開始されている、日本を代表する中目白御影石です。
硬度も高く耐久性に優れていることから、歴史的建造物や神社等にも多く使用されていますが、鉄分が多少入っていることがあり、サビが出やすいという欠点もあります。

坂戸石(さかどいし)

産地
茨城県
特徴
坂戸石は、大目と呼ばれる石目の大きい白御影石で、青味がかったグレーの色合いがとても美しい石材です。
稲田石よりやや硬く、外柵やモニュメント、鳥居などに使用されることが多いようです。

やさとみかげ

産地
茨城県
特徴
やさとみかげは、淡い青味を帯びた色合いの上品な白系御影石です。
サビが出にくく光沢を長く維持することに長けている石材で、日本産石材の中では比較的安価であることから墓石にも多く使用されています。

羽黒青糠目石(はぐろあおぬかめいし)

産地
茨城県
特徴
きめ細かい石目に青みがかった深みのある色合いが特徴の最高級品御影石です。
採掘量が少なく貴重な材料として扱われ、彫刻品などにも使用されています。

真壁石 小目(まかべいし こめ)

産地
茨城県
特徴
日本屈指の石材産地、加波山麓から採石されている日本を代表する御影石の1つです。
青味が強く石目の細かい石材で、硬度が高く良質で変色しないとも言われています。

真壁石 中目(まかべいし ちゅうめ)

産地
茨城県
特徴
真壁石中目は、小目石より石目が大きく、ややグレーが強い御影石です。
硬度が高く良質で変色しない石材ですが、小目石と比べ若干吸水率が高めです。

本小松石 青目(ほんこまつ あおめ)

産地
神奈川県
特徴
本小松は、神奈川県真鶴町でのみ採石される、現存する石材の中で最も古い歴史を持っています。
切り出した状態では表面が赤褐色をしていますが、本磨きの加工をすると小松石独特の模様と緑色の石面になる、香川県の庵治石と並ぶ最高級品石材です。
本小松石には、こちらの青目と赤目、その他に「大トロ」と呼ばれ、青目材の中でも芯に近い部分のもので、青目材よりもさらに硬度が高く品質の良いものがあります。

本小松石 赤目(ほんこまつ あかめ)

産地
神奈川県
特徴
本小松は、神奈川県真鶴町でのみ採石される、現存する石材の中で最も古い歴史を持っています。
切り出した状態では表面が赤褐色をしていますが、本磨きの加工をすると小松石独特の模様と緑色の石面になる、香川県の庵治石と並ぶ最高級品石材です。
本小松石には、こちらの赤目と青目、その他に「大トロ」と呼ばれ、青目材の中でも芯に近い部分のもので、青目材よりもさらに硬度が高く品質の良いものがあります。

山崎石(やまざきいし)

産地
山梨県
特徴
山崎石は、山梨県甲府市の北西の山で砕石されているグレー系代表の石材です。
只、生産量が少なく質の良いものを採るのが困難になっています。

蛭川みかげ石 サビ石(ひるかわみかげいし)

産地
岐阜県
特徴
磁鉄鉱系花崗岩で、比較的やわらかい御影石です。色はこちらのサビと白の2種類あり、サビ石のほうが割高になっています。
灯籠や鳥居などにも多く使用されています。

足助みかげ(あすけみかげ)

産地
愛知県
特徴
あまり知られていない石材ですが、硬度が高く、吸水率も低い高品質な御影石です。
艶もちも良く耐久性にもすぐれているため外柵などによく使用されているようです。

額田中目石(ぬかたちゅうめいし)

産地
愛知県
特徴
愛知県岡崎市で採石される代表的な御影石の1つです。
硬度はそれほど高くはありませんが、粘りのある石質のため彫刻用としても最適な石材で、品質の安定性と利便性において、高い評価を得ています。

万成石(まんなりいし)

産地
岡山県
特徴
桜御影とも呼ばれている美しい淡紅色が特徴の御影石です。
見た目は柔らかく見られがちだが、日本産の中ではトップクラスの硬度があり、変色しにくい石材です。

備中青みかげ(びちゅうあおみかげ)

産地
岡山県
特徴
岡山県の南西部、小田郡矢掛町でのみ採石される高級御影石です。
石の色は御影石には珍しい美しい青緑色で、地域により讃岐青、矢掛青、飛鳥などと呼ばれています。

徳山みかげ(とくやまみかげ)

産地
山口県
特徴
山口県徳山湾沖合の黒髪島で、明治初期より採石されている御影石です。
硬度が高く耐久性に優れていますので、国会議事堂など日本の様々な著名建築物にも使用されています。

大島石(おおしまいし)

産地
愛媛県
特徴
愛媛県今治市伊予大島から採石される香川県の庵治石に並ぶ高級御影石です。
青みを含んだ気品のある石目が特徴で、硬度の高い高品質石材です。
大島石にはランク(等級)があり、特級・一級・カレイ・二級などがあり、それぞれ石目も異なり価格も異なります。

庵治石 細目(あじいし こまめ)

産地
香川県
特徴
庵治石の最大の特徴は、「斑(ふ)」と呼ばれる二重のかすれ模様です。
硬度が高く、風化に強い庵治石は、その質の良さ、美しさと希少価値から、数ある石材の中でも世界一と評価されている最高級御影石です。
庵治石には種類があり、こちらの細目以外に中細目・中目があり、価格も見た目も異なります。

庵治石 中細目(あじいし ちゅうこまめ)

産地
香川県
特徴
庵治石の中細目は、細目・中目と比較して産出量は少ないようです。さらに時期により色合いや石目にバラツキがあります。
石目は細目に比べるとやや白く見え異なりますが、品質は特級のものと比較してもそれほど遜色なく、日本が誇る最高級品御影石です。
庵治石には種類があり、こちらの中細目以外に細目・中目があり、価格も見た目も異なります。

庵治石 中目(あじいし ちゅうめ)

産地
香川県
特徴
中目・細目ともに数ある石材の中でも世界一と評価されている最高級御影石です。
細目と比べると価格が低くお求めやすくなっていますが、他の国産高級御影石と変わらない価格になります。
庵治石には種類があり、こちらの中目以外に細目・中細目があり、価格も見た目も異なります。

青木石(あおきいし)

産地
香川県
特徴
香川県丸亀市広島町で採石されている御影石です。
青木石は、同じ香川県の庵治石が有名であまり目立ちませんが、採石の歴史は古く、豊臣秀吉の大坂城築城の際に使用されたのが始まりと言われています。
青木石には種類があり、白口、青口、黒口と色が濃くなるほど価格が高くなっています。

天山石(てんざんいし)

産地
佐賀県
特徴
佐賀県唐津市近郊で採石されている九州屈指の御影石です。少し紫色がかった濃く深い青みのある色目が特徴で、硬度が高く吸率の低さは、日本産石材ではトップクラスです。
天山石には種類があり、青みの強いものが「紺碧(こんぺき)」青みが弱く薄いものが「銀剛(ぎんごう)」といいます。
こちらの天山石の類似石材で、「天山系」と呼ばれる石材が多く産出されています。「七山みかげ」「富士みかげ」など、品質等も遜色がなく価格が天山石よりお求めやすく使用される方も多いようですが、天山石とは別の石材になりますのでご注意ください。

椿石(つばきいし)

産地
佐賀県
特徴
佐賀県唐津市浜玉町で採石されている御影石です。
天山石より石目が大きく色目も白が強いのですが、硬度は高く艶もちも良い高品質な石材です。
天山石と比較して価格が安いのも魅力の1つです。

日本産の石材は、見た目や品質の良いものが多いのですが、価格もそれなりに高くなってしまいます。
只、古くから日本で使われてきたという実績のある高級石材がほとんどです。お墓という大切なものに使用する石材だからこそ、安心でき信頼できるものを選ぶのも、後悔しない「お墓えらび」の1つです。



まとめ

ごく一部ではありますが、外国産石材と日本産石材をご紹介させていただきました。ですが、石材画像と紹介文だけを見て決めないようにしてください。御影石は天然のもので同じ石目のものは採れませんし、実際の墓石で見るとイメージが違ったというお声もあります。
墓石でイメージを確認しても「現在は質の良いものがあまり採れていない」など、あとから聞かされないように、必ず担当石材店に希望の石材情報を確認をしてから決めるようにしてください。

低価格で品質が平均値の中国産石材、良質品質で価格とのバランスが良いインド産石材、高価格だが歴史と実績のある安心の日本産石材など、どの石材を選ぶとしても、じっくりご検討いただいた結果であれば良い墓石作りにつながるはずです。
こちらの石種紹介が実際の石材選びに少しでもお役に立てられればうれしく思います。


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